ハワイ島は、アメリカ合衆国ハワイ州の島で、ハワイで最も大きい島(全ハワイ諸島の陸地面積の62%を占める)であることから英語では "Big Island" の愛称でも呼ばれています。
島中央部にはマウナ・ケア(海抜4,205m)とマウナ・ロア(海抜4,169m)の2つの4,000m級火山があり、ギネス・ワールド・レコーズの認定によると、海洋底の基部から測った高さでは、マウナ・ケアが海抜10,203mで世界で最も高い山とされています。
マウナ・ケア山頂付近は、天候が安定し空気が澄んでいることもあり、世界各国の研究機関が天文台を設置しており日本の国立天文台が設置したすばる望遠鏡も ここにあります。また、山頂では常夏の島でありながら冬場には積雪も見られます。マウナ・ロアとキラウエアは活火山であるため、ハワイ島は今でも成長し続 けています。
島の人口は18.67万(2011年国勢調査)と、ハワイ州の島としてはオアフ島に次ぎ2番目となります。東岸の都市・ヒロはハワイ島で1番大きな都 市であり、日系移民によって開発された都市でもあります。ヒロは、歴史的に津波によって数度壊滅的被害を受けた経験から、太平洋津波博物館が設置されてい て、津波に関する研究が行われています。西岸の都市・コナはハワイ島で2番目に大きな都市であり、コーヒーの生産が盛んです。国際空港もあり、ハワイ島西 岸に点在するビッグアイランドの多くのホテルへのゲートウェーとなっています。
ハワイ島内の南西にある町キャプテン・クックは、キャプテン・クックことジェームズ・クックがハワイの原住民に殺害された場所で、ケアラケクア湾にはその 記念碑があります。また、ハワイ王朝を統一したカメハメハ大王の出身地も島内にあり、ホノルルのイオラニ宮殿前にある銅像と同じものが同島東岸の都市ヒロ と、同島北端のハヴィ(カメハメハ大王の出生地)に各1体ずつあります。