ハワイ大学監督が教えるキッズ・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~
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ハワイ大学監督が教えるキッズ・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

2013年8月19日   Number of views (10467)  ハワイ大学キッズ・キャンプ

Aloha!!前回レポートしたベースボールキャンプ以降、ボールを投げたくてウズウズしているJunですっ(笑)!!
先日、知り合いの弟が甲子園地区予選の決勝で、決勝打を放ち大活躍をしたというメールをいただき、バッティングの醍醐味を再確認しました。

ということで、今回は前回の総合キャンプレポートで予告した通り、UHが主催するベースボールキャンプのヒッティング編についてをご報告します!!もちろん体験取材ではなく、潜入取材です(笑)。

ハワイ大学監督が教えるユース・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

会場は、もちろんハワイ大学野球部の専用グランド「レス・ムラカミ・スタジアム」。ヒッティングのカテゴリーなので、持ち物はバットが必須です。ちなみに使用するボールは、硬式ボール。そこまで速い球を打ち返すわけではないので、軟式用のバットで参加しても大丈夫かと思いますが、硬式用が用意できれば安心ですね。ローカルの参加者は、ほぼマイヘルメットも持参。確かにピッチングマシーンを使った練習もあるので、安全対策としては欲しいところです!!

受付を済ませ、参加記念のTシャツを受け取り、各々ダッグアウトで準備を済ませると、いよいよキャンプのスタートです。この日もハワイらしい、非常に日差しの強い日だったこともあり、まずは室内でのレクチャーから始まります。

ハワイ大学監督が教えるユース・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

監督自らがバットを持ち、タイミングの取り方、ボールの見方、スイングの軌道、下半身の使い方など、約30分ほどに及ぶレクチャーを受けることができます。もちろんすべて英語なので、英語に慣れていない小学生には少し難しいかも…。でも、身振り手振り、ジェスチャーを大きく使ってくれるので、意味を汲み取ることはできますよ。生の英語に触れるよい機会です!!

レクチャーが終わるといよいよグランドでの練習が開始です!!バットを握り、周りとの距離をしっかり保ったら、まずは基本の素振りからスタートです。ここでも、いきなり「どうぞ!!」ではなく、まずはタイミングの取り方から指導をしてもらえます。最初のレクチャーを復習しながらの指導でした。この時点で、年齢別にグループを作っています。低学年のグループには、トレーナーのKoheiさんがついて通訳をしながら指導もしてくれていました。

ハワイ大学監督が教えるユース・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

室内レクチャーの復習からスタートです。時には監督自ら、手取り足とり教えてくれます。まずはゆっくり、バットの軌道を確かめながら、動作の確認です。足のステップとテイクバックのタイミング、どうすれば身体がぶれずにバットを思い切り振れるのか、などを説明しながら、ボールがバットに当たるまでと、当たった後を分けて説明してくれます。

ハワイ大学監督が教えるユース・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

そして、徐々にスイングスピードを上げる練習です。 まずは50%、75%、100%と段階を上げていきます。

ハワイ大学監督が教えるユース・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

身体も温まり、素振りによるウォーミングアップとレクチャーの復習を終えると、いよいよボールの登場です。先程、わかれた5グループで 1、自分でトスアップ 2、後ろからトスアップ 3、スローボール 4、ティーバッティング 5、ピッチングマシーン 5つのセクションを周っていきます。名前は勝手につけました(笑)。

1、自分でトスアップ
いわゆるノックを打つような練習です。自分で、ボールをコントロールできるので、タイミングも取りやすい!?

ハワイ大学監督が教えるユース・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

2、後ろからトスアップ
バッターボックスのキャッチャーのいる位置から、ボールがトスされます。後ろから出てくるボールを前に飛ばす必要があります。よくボールを観ること、ボールとバットが当たるポイントをしっかり決めないとなかなかボールに当たりません。

ハワイ大学監督が教えるユース・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

3、スローボール
マウンドまでの1/3程度の距離から、トスアップされるボールを打ち返します。遅いボールでも、身体が倒れないように下半身を安定させる必要があります。

ハワイ大学監督が教えるユース・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

4、ティーバッティング
ティーに乗せたボールを打つ練習です。止まっているボールをしっかりよく見て、力強く叩く練習になります。

ハワイ大学監督が教えるユース・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

5、ピッチングマシーン
ある程度のスピードの球を打ち返します。実践に近い形です。力みすぎてフォームが崩れないように注意が必要です。というような説明がされながら、それぞれのセクションを周っていきます。やはり、低学年グループと高校生グループでは、スイングのスピードも打球の速さもケタ違いですが、低学年の参加者も、そういったレベルの選手を観ることができる、良い機会かもしませんね!!

私の印象では、小学生であれば、参加者の体格や野球の技術の面でアメリカの子たちとの間に大きな違いは感じませんでした。さすがに「高校生はデカイ!!」と思いましたが…(笑)

次回はウインター・キャンプが企画されます。ウインターと言っても日差しの強いハワイで、現地の同学年の子たちと共に、ベースボールに触れてみよう!! あのイチロー選手も、メジャーリーグのキャンプに参加して、メジャーに行きたいという思いを強くしたようですよ!!

ハワイ大学監督が教えるユース・ベースボール・キャンプ ~ヒッティング編~

皆さんのチャレンジをお待ちしてます!!
Junでした!!Mahalo!!