アロハ!A-1です。
今年もハワイのオープンウォーターのトリとなるワイキキ・ラフウォーター・スイム2014が開催されました。僕も今までは参加者の皆さんのお見送りだけしていましたが、苦手なスイムを克服?し、初のロングスイム(3.8キロ)に挑戦してきました!
ハワイのオープンウォータースイムレースは、6月から8月までノースショア・スイムシリーズが開催されていて地元のスイマーたちが楽しんでいます。ノースショアというとビッグウェーブでサーフィンするイメージが強いですが、実は夏のノースショアは波が穏やかで泳ぎやすいと言われています。(コンディションによって、そうでななかった日もありましたが、、、。)
さて、今年のスポナビアシストでは前日に、事前コース攻略講習会(無料)を開催。僕が練習でコーチに教わったことやイベント主催のクリニックなどに参加して得た情報を元にアドバイスさせていただきました。もちろん前日にスタート地点だけでも軽く泳いでおいた方が、コース取りや潮の感じもつかめて当日は少しはリラックスできると思います。僕が泳ぎ方をお教えするわけではありませ~ん。笑
この事前コース講習会に参加された皆さんと記念写真。この練習会には、いつも一緒に練習しているトリプルフィット・ハワイの仲間もヘルプに来てくれました。まず最初に目印となるマークを覚え、最初にターンするブイの位置(約700メートル先)まで泳ぎました。潮の流れや大きなうねりにびっくりされた方もいましたが、スタンドアップパドルや一緒に泳ぐ仲間もいるので安心です。
さて、当日の朝レース1時間前には約1,000名近いスイマーたちが集まりました。ボディーマーキングやタイミングチップを受け取って、スタンバイ。記念写真を撮ったりウォームアップで軽く泳いだり、家族や仲間と談笑したり思い思いに皆さんリラックスしています。
今年は、オープンウォーターのオリンピック代表でもある平井康翔(ひらいやすなり)選手が参加しました。彼は、パンパシフィック水泳選手権の開催場所が急きょオーストラリアからハワイ・マウイ島に変更になり10キロを泳いだ翌日の参戦です。(それでさえスゴイ、、、)10キロを2時間以内で泳ぐオリンピアンの結果は行かに!?平井選手のフェイスブックはこちら
さてスタートは、ウェーブごとのビーチスタート。ヒートA~Eまで申告タイムによって主催者がスイマーを各ウェイブに振り分けます。今年のスタートは朝8時30分。スポナビアシストご利用の皆さんもA~Eのヒートに振り分けられスタートしました。もちろん僕は最後のEからスタートしました。さあ、後ろからゆっくりいくぞ!
主催者側の発表では、潮はややフォローということで嬉しいニュース。だが、この甘いニュースが最後に泣きを見ることになるとは最初思いもしませんでした。最初は浅いリーフの合間を抜け、最初のブイを越えるあたりは水深10~15メール程度。サンゴ礁や白い砂地を見ながら次のブイを目指します。こんなサンゴ礁や岩が続きます。気持ちよ~い。
スタートからあまり緊張せず、ゆっくりマイペースで泳いでいるとカメに遭遇したり、子ガメたちが海底で寝てたりする姿を見てなかなか良い風景だなどと楽しんでおりました。しかし後半になりコンディションが変わりました。なんと急に潮が逆になって、泳いでも泳いでも先になかなか進まず、、、。漕いでも漕いでも時間だけが過ぎていき、とにかく焦る。だってそこにある同じ岩は動かないし、息継ぎで見える右側のシェラトンワイキキの位置がいつも真横で変わらず、、。
結局、最後のブイを越えたところで、後ろから制限時間越えのスイマーたちを回収するボートとジェットスキーに乗せられてしまったのでしたあ!I want to finish!!!という叫びもむなしく時計を見ると確かに制限時間の2時間40分を越えていて、毎年3時間越えでも泳がしてくれるのに今年はルール通り厳しくなったのかなんとDQ(失格)です!
でもフィニッシュまではちゃんと走りました。かなり照れ笑いのフィニッシュでしたが、スポナビから参加した皆さんや自分のスタッフが待ってくれていたのは、うれしかったです。前向きにとらえれば今まで最長1時間30分しか泳いだことなかったので、3時間も泳いだ自分をほめてあげたいけど、DQとなってしまったタイムに悔しいというか情けないというか、、、。
来年は必ずリベンジします!
見事フィニッシュした皆さん、おめでとうございます!スポナビハワイでは、唯一の日陰を作るテントを作ってスタッフがお待ちしています。今年はスイーツ大作戦の一部として冷えたカット・グレープフルーツをご用意。ゆっくり疲れを癒してください!
そして見事3位に入賞した日本代表、平井選手も見事45分でフィニッシュし表彰台に!リオや東京オリンピックなど将来が楽しみですね!これからもがんばってください。45分ってすごすぎません!? 僕も来年のリベンジのためにもっとスイミングがんばります!
スイムはもちろん練習をしないとリスクが伴うスポーツではありますが、しっかり練習さえすれば老若男女、誰でも楽しめるオープンウォータースイムなのではないかと思います。やはり自然の中を泳げるって、このスポーツのだいご味ですね!
来年のラフウォータースイムは、9月7日開催です。是非、皆さんもカメたちと一緒に泳ぎませんか? もちろん練習は必要ですけど、、。
(お客様の感想)
『ウミガメが泳いでいるところをみれて良かったです。』
『前日のアドバイスがとても参考になりました。』
『前日の試泳して頂いたおかげでとても安心して泳ぐことができました。スイムスーツの規定など細かい説明があると良いかもしれません。』
2014年9月11日公開