アロハ!A-1です。
毎年スポナビハワイでは、サッカーやベースボールなど夏休みに開催されるキッズ・キャンプを紹介してきました。今年は新たにサーフ・キャンプやセーリング・キャンプなど、ハワイならではの海で開催されるオーシャン・スポーツ・キャンプを追加したので、今回はセーリング・キャンプを詳しくご紹介したいと思います。
セーリングと言っても、子どもたちが乗るのは自分たちで操ることができるディンギーと呼ばれる小型ヨット。12フィート(約3.6m)の大きさなので、最初は2人乗りで練習し、最後には一人で乗れるようになります。小さいディンギーだからこそ装備もシンプルなので、風の受け方や舵の取り方などを体で感じながら学ぶことができます。
初心者クラスには、全く経験のない子どもたちが参加することができます。経験豊富なアメリカ・セーリング・アソシエーション認定インストラクターが、海での安全講習から始め、ロープの結び方、ヨットの組み立て方(艤装)など、セーリングの基礎を指導します。唯一の参加条件は、50mを泳ぐことができ、1分間水の中で立ち泳ぎができること。初日にスイムテストが実施されます。
中級者クラスは、初心者クラスを経験した子どもたちなどがその上のレベルを目指すもので、より効率的な操船方法やゲーム形式の練習ドリルなどで更なるスキルアップを目指します。後半には、クラブ・レガッタといった試合形式のトレーニングも行われます。
上級者クラスは、レーシングクラスと呼ばれ、中級者クラスで認められるか、またはレース経験があるレベルとなります。実際に試合で勝つための戦略などを黒板にチョークで学ぶようなクラスルーム形式で学び、海に出て実戦形式のトレーニングを行います。このクラスは、ハワイで開催されるレガッタ(試合)に出場できるレベルです。
セーリング・キャンプが実施されるのは、ハワイで100年の歴史を持つハワイ・ヨットクラブ。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジやイリカイホテル前にある、アラワイ・スモール・ボートハーバーの海側に位置しているので、ワイキキから徒歩圏内です。
このヨットクラブは、普段からハワイの私立高校のヨットクラブの提携練習場所として、年間にわたりユースレベルのセーリングスクールを実施しているのでディンギーなどの艇数も多く、経験豊かなインストラクターが指導してくれます。
またこのキャンプは、参加年齢が8歳から18歳と幅広く、年齢に関係なく経験でレベルを選ぶことができます。基本的には英語でのレッスンになりますが、柔軟性のある子どもたちはすぐに順応するもの。ハワイに住む日本人の子どもたちも参加しているので、いざとなれば通訳のヘルプをしてくれます。
実際にはアメリカの夏休みに合わせた6月から開催されていますが、日本の夏休みに合わせた後半の2キャンプをスポナビハワイではご紹介しています。夏休みにハワイでセーリング。貴重なサマーキャンプを体験してみませんか。
2014年5月15日公開