Aloha!スポナビ編集部です。8月24日生まれのデューク・カハナモクを称え、毎年この時期に開催される海の祭典「デュークス・オーシャン・フェスト」が、今年も8月19日から27日に行われました。今年もスポナビハワイでは、いくつか大会の模様をお伝えします。
デューク・カハナモクは、オリンピック男子水泳で金メダルを3個獲得した伝説のウォーターマン。また、水泳の金メダリストというだけでなく、サーフィンをアメリカ社会に広め「サーフィンの父」とも言われています。ワイキキにあるデューク・カハナモク像は、観光スポットとしても有名ですよね。
期間中、サーフィンだけでも「子供の大会」「ロングボード」「タンデム(二人で乗る)」「車椅子」「動物と一緒に乗る大会」など目白押し。その他には「オープンウォータースイム」「ビーチバレーボール」「パドルボードレース」など様々な海のスポーツの大会が行われました。また、デューク像前では、記念Tシャツが販売されたり、水着や日焼け止めのメーカーなどもブースを出しており、いつもにも増して賑わっていました。
マットソン・メネフネ・サーフィン・フェスト MATSON MENEHUNE SURF FEST
まずは「マットソン・メネフネ・サーフィン・フェスト」。8月19日と20日に行われました。メネフネとは「ハワイの小さいいたずら好きな妖精」。小さいので「子供」を意味することも多いです。名前の通り「子供達のサーフィン大会」。
この大会にはスポナビハワイのオプショナルツアーでもおなじみのプロサーファーのYukkoさんの生徒さんが出場していました。写真左からココちゃん、アエラちゃん、Yukkoさん。
「ショートボード」「ロングボード」「ボディーボード」「SUP」の競技を「年齢」「性別」ごとに分かれて競います。「ヒート」と呼ばれる試合は、数人で沖に出て時間内に得点の高い技を決めた選手が勝ち上がります。ヒート表(写真)と呼ばれるシートには「何時から自分のヒートが始まるのか、どの色のラッシュガードを着るのか」が書かれています。
だいたい自分のヒートの前の試合が始まったら準備して、沖に出ていきます。そして大会が行われているエリア(ブイが海の沖に2つ浮いており、その間が選手が波にのる大会エリアとなります)の外、赤いブイの近くで待って前のヒートが終ると一斉にポジションへと移動します。このブイの間以外は一般の方も普通にサーフィンを楽しめるので、いつものワイキキは沢山のと一緒で、沢山の人達で賑わっています。
ちゃんとボトムまでおりて、トップまでいく。大会に出る子たちは子供といっても、みんなとっても上手いです。もちろん、ハワイの良い波で毎日サーフィンしていることもありますが、習い事としてコーチングを受けている子供達もいるので、真剣そのもの。
コーチであるYukkoさんは、試合の時は生徒さんと一緒に沖に出て大会エリアの外から指示。ヒート(試合)が終るとすぐにそのヒートの反省点などを生徒さんに説明してました。良い点、悪い点、その場で教えてもらえるのは、すごくためになりますよね。
8月19日は予選、20日は決勝が行われ、ココちゃんもアエラちゃんも最後のファイナルまで勝ち残りましたが、そのファイナルでは波がない。。。大会主催者の判断で、ショートボードのディビジョン(部門)でもロングボード使用OKとなり、優勝したのはロングボードでも入賞していた女の子でした。でも、参加した子供達はみんな楽しそうで、ほんわかした気持ちになりました。
デュークスワイキキオーシャンマイルスイム DUKE'S WAIKIKI OCEAN MILE SWIM
オープンウォータースイムの大会は、8月26日に行われ、ローカルのスイマーがたくさん参加していました。ワイキキの中心で行われる1マイル(1.6キロ)を泳ぐ大会は、観光客の方にもおすすめです。
暑くなりだす9時にアウトリガー・ワイキキ・オン・ザ・ビーチの前からスタート!沖に置かれたブイに向かって一斉にスイマーが泳ぎだします。スタートはビーチからとなり、海へとジャボーン。
下は9歳以下から上は80歳以上のスイマーが参加、1位の方は18:39でフィニッシュ。色々な年代の方が参加するのがハワイらしいですね。
アウトリガーホテルズ&リゾートツ・アダルトビーチバレーボールトーナメント OUTRIGGER HOTELS & RESORTS ADULT BEACH VOLLEYBALL TOURNAMENT
最終日の8月27日、ボディーボードが盛んなウォールズ近くクイーンズビーチで「ビーチバレーボールトーナメント」が、開催されました。
主催は「スパイクアンドサーブ(SPIKE & SERVE)」というホノルルを拠点に「バレーボールを通じて人々の人生を豊かにポジティブにしていこう」というNPO団体。この団体のコーチ陣には、インドア&ビーチバレーのオリンピック、金メダリスト、NCAA(全米大学体育協会)チャンピョン、オールアメリカンや高校オールスターなどの経験者がいます。ハワイで行われる各種バレーボールイベント(室内・ビーチ)の主催など、精力的に活動している団体です。
ディビジョン(部門)は、レクレーションとしての「レクレーショナルディビジョン」と競技としての「コンペティブディビジョン」の2種が用意されていました。
結果は、レクレーショナルディビジョンの優勝がチーム「フロッシー・ポッシー」、コンペティブディビジョンの優勝がチーム「フルボディー・クランプ」でした。※大会結果、写真などは主催者HPにもありますので見てみてください
レッドブル・パーティーウェイブ RED BULL PARTY WAVE
最終日にハイテンションで盛り上がっていたのは、ワイキキビーチで行われた今年で4回目を迎える「レッドブル・パーティーウェイブ」。2年連続で「デュークス・オーシャン・フェスト」の最終イベントとなりました。
このイベントでは、自分たちで作ったボート(のような乗り物?)を使い、沖からビーチに向かって波乗りをします。入水前には「スキット」と呼ばれる寸劇・パフォーマンスを行い、観客と一緒に会場全体を盛り上げます。その後、入水し沖まで移動。そこから、波乗りをしてビーチに戻ってきます。
参加メンバーは、独自に仮装して「スキット」を盛り上げ、楽しみながら波乗りをします。まさに「パーティ」感覚のイベントです。
主催は、もちろんレッドブル。ビーチにも、大きな「レッドブルテント」が設置されていました。
「レッドブルガール」も暑い中、テンションを上げてがんばっていましたよ。
表彰式は、かなりの盛り上がりでした!(下部に動画がありますので、ご覧ください!)しかし、このハワイの日中の暑さの中で「着ぐるみ」を着てハイテンションで動き回るって。。。(笑)ちなみに、優勝チームは「ワイキキ・シークリーチャーズ」でした。
最終日の2イベント(「ビーチバレーボール」と「パーティーウェイブ」)を動画にまとめました。是非、ご覧ください。