Big Dogに捧ぐ!ビッグ・アイランド・インターナショナル・マラソン 2013
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Big Dogに捧ぐ!ビッグ・アイランド・インターナショナル・マラソン 2013

2013年3月21日   Number of views (3822)  ビッグ・アイランド・インターナショナル・マラソン

アロハ!A-1です。今年で16回目を迎えるビッグ・アイランド・インターナショナル・マラソン 2013が、3月17日に開催されました。雨が多いハワイ島東部の熱帯雨林を走る美しいコースを走ることで人気を集めているイベントですが、今年はまた特別の意味を持った大会でもありました。

Big Dogに捧ぐ!ビッグ・アイランド・インターナショナル・マラソン2013

ランニングをこよなく愛し、15年間この大会を運営してきたレースディレクター、「Big Dog」ことウェイン・ジョセフさんが、今年1月癌のため急逝されたのです。しかしながらウェインさんの奥さん、そして親友たちが彼の遺志を継ぎ、この素晴らしい大会を見事に演出してくれました。

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さて今年の大会のエントリー数は、約800名。フルマラソン250名、ハーフマラソン350名、5Kには200名のランナーが参加しました。他の大会に比べれば小さいローカルな大会である理由は、ワイコロアからヒロに続く一本道の幹線(新道)を旧道が横切るため、交通規制の関係で参加人数を制限しているからです。

3万人もの参加者を誇るホノルルマラソンのような迫力は全くありませんが、ハワイ島ヒロ近郊にあるのどかで美しい旧道を、ゆっくりと混み合うことなく走れるのがこの大会ならではの魅力です。

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今年も日本からたくさんのランナーが参加してくれました。5+2大マラソン達成まであと少しという方や、ハワイで初マラソンデビューという方、ママがフルを走る間に3世代で5km参加など、総勢100名のランナーが参加してくれました。

またウェインさんを偲んで、地元ヒロやハワイ島西側にあるコナだけでなく、ホノルルや果てはメインランド、海外からも大勢のランナーが集まったのは特別なことだったと思います。

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ペペエケオという小さな町にある公民館前のスタート地点から、午前6時にフルとハーフが同時にスタートします。スタート地点が既に標高200mに位置しているので、すぐ旧道に入るとしばらくずっと下り坂。

ハーフマラソンのコースは、フィニッシュがほぼ海抜地点なので、ほぼ下り坂と考えてよいと思います。まだ陽が昇る前のスタートなので、薄暗くヒンヤリとしていて、とても走りやすいコンディションです。でもここで飛ばし過ぎると後半はバテるので、ペースを抑えめに走るのもコツだったりします。

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周りの景色は、まさにハワイの旧道そのもの。古い家並みが続き、牛やヤギが飼われている庭があったり、車が1台やっと通れる橋の下に小川が流れるなど、世界有数の降雨量が育てた熱帯雨林のなかを走ります。気温が低い朝にこの青々とした森林から放たれるマイナスイオンを感じながら走るのは、本当に気持ちの良いものです。そしてここは、オノメア湾というとても美しい湾があって、みんなで記念撮影!

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トップ集団のランナーたちは目標タイムを目指して飛ばしていますが、マイペースのランナーたちは途中滝の前で記念写真を撮ったり、パートナーのペースに合わせて仲良く走ったり、タイムだけが目的でなく思い思いにレースを楽しんでいました。こんな滝は雨が多いヒロだからこそ見れるもの。なかなかハワイでも滝の上を走ることはありません。

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フルマラソンは、ヒロの街に到着してから空港の周りや海岸沿いをさらに20km走ります。後半の疲れと若干単調な景色が続くので己との戦いになりますが、皆最後の力を振り絞って力走していました。エイドステーションのボランティアたちが、温かく一生懸命ランナーを応援してくれるのもとても嬉しいですね。

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そしてようやく到着するフィニッシュ地点では、多くのボランティア、メダルをかけてくれるフラガールの女の子、そして家族や友人たちが待っていてくれます。ハーフ、そしてフルを走った達成感が感じられる笑顔が皆さんステキでした。フィニッシュ後は、フルーツや冷たいドリンクなどのリフレッシュメントを疲れた体に補充して、思い思いにくつろぎ、余韻に浸っているランナーも多かったです。

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表彰式では、フルもハーフもたくさんの日本人選手が入賞していましたね。なかでも女性総合優勝は、埼玉から参加されたフジイアツコさんで、完走タイムは3時間32分というタイムした。おめでとうございます!!ちなみに男子の総合優勝は、インディアナ州から参加のサム・ティリーさん。タイムは2時間39分でした。ちなみに制限時間は7時間。来年は皆さんもチャレンジしてみませんか?

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僕がこの大会に初めて参加したのが、2008年。過去5年間一度も雨に降られなかったことはなかったのですが、今年は初めて雨が降りませんでした。しかも全体的に雲が多かったので直射日光もなく、風も心地よいトレードウィンドが吹く本当に最高のコンディションでした。

きっと天国から「Big Dog」ことウェインさんが、初めて引き継ぐスタッフたちや世界から参加したランナーのことを見守ってくれていたのでしょう。ウェインさんが育てたこの大会は、今後もずっと仲間によって引き継がれ、世界各国のランナーから愛され続けるでしょう。もちろん僕らスポナビハワイも応援します。心よりご冥福をお祈りします。Mahalo,Big Dog!!

2013年3月21日公開