Aloha! Daisukeです。
ハワイと聞いて思い浮かべるスポーツは、サーフィン?ゴルフ?最近ではトレッキングも人気ですね。しかし忘れてはならないのがテニスなんです。パブリックコートでは朝早くからヤシの木を背にボールを楽しそうに打つ人の姿が見られます。今回は、そんなハワイでのテニスの楽しみ方をご紹介します。
と言ってもDaisukeはテニスはど素人。そこでテニスコーチのTsutomuさん(文末に紹介あり)にお手伝い頂きました。
はじめまして、テニスコーチのTsutomuです。皆さんはテニスラケットを持って海外旅行に行ったことがありますか?ハワイはテニスをする人たちにとって楽園です!コートではいつも、ローカルやメインランド、他の国からのツーリストたちがテニスを楽しんでいます。青い空と爽やかな風が吹くハワイでいろんな人たちとテニスをする楽しさ、気持ち良さを皆さんにお伝えします!
■コートのルール
ハワイ州各地には多くのパブリックコートが点在し、これらのパブリックコートは予約の必要がなく、しかもすべて無料で使うことができます。簡単にコートルールを説明すると、空いているコートがあればそのまま使うことができます。コートが空いていなかったら、コートサイドのベンチに座って待ちましょう。待ち始めてから45分で「どうぞ!」と交代してくれます。
自分がプレーしているときに待っている人がいなければそのままプレーを続けることができます。予約の必要がなく無料だからこそ、ラケットとボールだけを持ってコートにフラッと行ってもプレーを楽しめる!ということです。ただし靴底が堅いシューズ、ヒールやスパイクシューズは禁止されていますのでご注意を。
■ホームラン!
「テニスやってみたいんだけど、全部ホームランになっちゃうんです!」テニスコーチの私はテニス経験の少ない人からよくこの言葉を聞きます。そんなとき私は決まってこう言うようにしています。「でっかい空とでっかい海があるハワイで、ちまちまボールがコートに入るように打っちゃだめだよ!ラケットを振り切って!5分後にはその半分がコートに入るようになるよ!」。実際にそうやってアドバイスできるのはハワイならではです。
■Would you like to hit with me?
さらに楽しむための私のおススメは…!隣のコートの人たちに声を掛けて一緒にプレーをしましょう!「Would you like to hit with me (us)?」初めて会う人たちと気軽にプレーを楽しむことができます。これ一面貸し切りの日本ではむずかしいですよね。もちろん、そのときにプレーしている人数や腕前などにもよりますが、チャレンジしてみましょう!もしもその人たちができない場合でも、他のコートでプレーしている人に声を掛けてくれることがよくあります。 一緒にプレーすると楽しいですよ!
ハワイの人たちはゲームが好きなので、たいてい「ゲームしよう!」とゲームが始まります。個性的なフォームの人(腕っぷしだけで打ってるのに結構イイボール来ます)、さっきまで左手で打ってたのに右手でスマッシュする人(せっかく左側にロブあげたのに!)、上半身ハダカで逆三角形見せびらかしてプレーしてる人(スゴいボールきます)、すっごくデカい人(サービスがかなり上から飛んできます)。とにかく日本ではあまり見かけません。
それからさらに面白いのがコートチェンジ(ハワイではスイッチと言います)。ほとんどと言っていいほど対戦相手がいろいろ話しかけてきます。たいていジョークが多いです。しかもムチャクチャ楽しそうに!このほのぼのとした時間がまた楽しいんです!
■ハワイでテニスレッスン
ハワイでテニスをしたいけど、いきなりパブリックコートはちょっと不安…、という人にはレッスンを受けるのがおススメです。ワイキキのパシフィック・ビーチ・ホテルに、"ザ・ワイキキ・テニス&ゴルフ"というクラブがあります。ハワイには珍しく砂入り人工芝のサーフェス。レッスンだけではなく、レンタルコートもあるので、ハードコートでのプレーは足腰に負担がかかるという人にもおススメです。
■ハワイで腕試し!
ハワイにはいくつかのトーナメントがあります。写真は毎年7月下旬から8月上旬にカイルア・ラケット・クラブで行われるメンズ・ナイトダブルスの様子です。カイルア・ラケット・クラブは、ワイキキからは車で30分ほど離れた閑静な住宅地にあります。夕方の涼しくなった時間に行われるこの大会は地元でもかなり有名で、たくさんのテニスファンたちが観戦に集まります。
クラブ内は、パブリックコートとは違い軽食や飲み物などを販売しているので、ロコたちがビールを片手に出場している仲間たちの応援を楽しんでいます。オープン大会なので一般からプロのプレーヤーまでが参加しています。自信のある方はプロにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
■おススメの時間帯
日本の夏のような蒸し暑さがハワイにはありませんが、日中にプレーするのはやはり暑いです。午前中と夕方が気持ちよくプレーできます。ガンガン打ち合いたい方は、週末か平日夕方にコートに行きましょう!ローカルの若者は日中仕事をして夕方コートにやって来ます。のんびりプレーしたい方は午前中がおススメです。
■テニス用品を買う
ラケットを持ってくるのを忘れてしまった!ハワイで新しいラケットを買いたい!ラケットが壊れてしまったので修理したい!そんな時におススメのお店をご紹介します。どちらのお店もワイキキから車で10分程度。バスでもアクセスしやすい場所にあります。
・ワイパフ・ラケット・ショップ
常時1,000本以上のラケットを取り揃え、しかも日本より価格が2~3割安くてお得なお店です。 テニスグッズは何でも取り揃え、ガットの交換も20分程度で出来ます。
1831 S. King St. #201, Honolulu, HI 96826
(808)941-4911
9:00-19:00(月-金)、9:30-18:00(土)、10:30-15:30(日)
・マッカリー・バイシクル
自転車のお店として有名ですが、実はテニスやバレー、野球などの用具も取り扱っています。セールなども頻繁に行われていますので、是非のぞいてみてください。
2124 S. King St., Honolulu, HI 96826
(808)955-6329
9:00-20:00(月-金)、9:00-18:00(土)、10:00-17:00(日)
■パブリックコート
ワイキキからのアクセスがよいテニスコートを3ヶ所ご紹介します。いずれも飲料水などの自動販売機はありません。空気が乾燥しているので脱水症状にならないように事前に飲み物の用意をお忘れなく。
・アラモアナ・ビーチパーク
アラモアナ・ビーチパーク内(10面)
ナイター22:00まで
壁打ちあり
山側と海側のコートに分かれ、海側のコートは道路の向こうには透き通ったビーチが!テニスをした後に海へ入れば最高の気分になりますよ。アラモアナ・センターも歩いてすぐ。バスやトロリーでも行けるのでアクセスは◎。時間帯によってはテニスクラブなどの予約でコートが使えない時間帯もあります。
・ダイヤモンドヘッド・テニスクラブ
ダイヤモンドヘッドの麓、Paki Ave.沿い(10面)
ナイターなし
壁打ち用コートあり
ダイヤモンドヘッドとカピオラニ・パークの間に位置し、目の前にそびえるダイヤモンド・ヘッドを見上げながらプレーできます。ゲームをする際にダイヤモンド・ヘッドサイドにいるプレーヤーからサービスをするというローカルルールもハワイならでは。
・カピオラニ・ビーチパーク
カピオラニ・ビーチパーク内、ワイキキ水族館前(4面)
ナイター24:00まで
壁打ちなし
緑豊かな公園内で、ダイヤモンド・ヘッドから海へ抜ける風を感じながらのプレーはとても気持ちがイイです。4面しかないので他のコートより比較的混んでいます。
いかがでしたでしょうか。Tsutomuさんからは、「どうしてスポナビにはテニスのカテゴリーが無いの?」と不思議がられてしまうほどハワイではテニスは一般的で盛んなスポーツなのです。確かに気が付けば、バスにラケットを持って座っているご年配の方もよく見掛けます。パブリックコートもいつも賑わっています。
ハワイへお越しの際は、是非荷物に1本テニスラケットを忍ばせてはいかがでしょうか。
Tsutomu(堀口 努)
株式会社NAISG入社、テニス事業部長兼ヘッドコーチとして東北沢テニススクールを運営。同時に日本初のテニスキャンプ、NAISGテニスキャンプを管理し、千葉県や長野県などで年間約20回の宿泊型テニス教室を行う。その後独立。東京を中心に千葉、埼玉でキッズからシニアまでのレッスンを行う。生徒の戦績は、ジュニア育成では全日本中学生大会団体優勝、シニアでは全日本ベスト4など。テニスコーチ歴20年の節目に、更なるコーチとしての幅を広げるため、ハワイ留学にチャレンジ。
2013年8月29日公開