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エクステラ・ワールド・チャンピオンシップ

オフロード・トライアスロン世界一決定戦、XTERRA(エクステラ)・ワールド・チャンピオンシップ(マウイ)

アロハ!!A-1です。 先週末マウイ島で開催されたXTERRA(エクステラ)の取材に行ってきました。XTERRA(エクステラ)とは一言で言えば、大自然のオフロードで行われるトライアスロン競技のこと。オープンウォータースイム、マウンテンバイク(MTB)、トレイルランの3種目を1人でこなすクロススポーツですが、自分との戦いはもちろん、大自然を相手に競技を行うだけに、気を休める暇もないエキサイティングなスポーツです。また自然の雄大さを楽しみながらレースができることは、普通のトライアスロンとは一味違う魅力的な一面でもあるのです。日本でも、もともとマウンテンバイクやトレイルランが好きだったアドベンチャーたちに人気上昇中のスポーツで、毎年8月にはエクステラ・ジャパン丸沼という大会が開催されています。

1996年にマウイで行われた第1回エクステラ(当時の名はアクアテラ)は、123人の参加者でスタートしました。現在ではアメリカ国内50州、また40カ国以上に広まり、競技者人口は30,000人以上にまで増えているといわれていますが、まだまだ新しいスポーツといえるでしょう。XTERRA(エクステラ)・ワールド・チャンピオンシップは、世界各国で開催される17のチャンピオンシップ予選でスロット(出場枠)を獲得した選手だけが出場できる、まさに世界一「タフで速いアスリート」を決めるワールドカップでもあるのです(注:正確にはその他にハワイ居住者特別枠などもあります。)日産のSUV車でもある「エクステラ」もこのタフなレースをイメージしてネーミングされたのです。

今回のXTERRA(エクステラ)・ワールド・チャンピオンシップには、75人のプロそして予選を通過したアマチュア・トップアスリート450人がアメリカ国内40州および世界20カ国から参加しました。最年少は14歳の女の子から、最年長では71歳のおじいちゃんとは思えない男性までが参加。日本からはプロアスリートの湯本優選手のほか、予選を勝ち抜いた若干17歳のカタヤマ・ハヤト君、自称最年長49歳のオグラ・カズヒコさんなど、31名のトップアスリートがエントリーしました。

スポンサーでもあるマウイ・プリンスがメイン会場で、熱戦の舞台となったのは、マウイ島南西にあるマケナ地区。シュノーケルで有名なモロキニ島や、無人島なのであまり知られていないカホオラヴェ島を望む美しいエリアです。コースは、マウイ・プリンス・ビーチからスイム1,500メートル、マウンテンバイクはハレアカラ中腹にある標高差約450メートルのダートロードを32キロ、そしてランは森林、溶岩、砂浜という多種多様なトレイルを12キロ走る、まさに大自然の中のチャレンジングなコースです。男子のコースレコード(記録)は、スイム18分、バイク1時間24分、ラン33分。今回の優勝者者は2時間37分でゴールしました。またプロ選手には総額1,300万というビッグな賞金が拠出されることからも、他の大会に比べても注目される大会であるわけです。

プロのなかで注目すべき男子選手は、昨年の優勝者であり、今年のUSシリーズのチャンピオンでもある南アフリカのコンラッド・ストルツ、そして常に上位入賞を果たしているフランスのオリビエ・マルソー、ドイツのニコ・フィッツェンマイヤー、カナダのマイク・ヴァイン、スペインのエネコ・ヤノスなど。女子も昨年の優勝者であるイギリスのジュリー・ディベンス選手、カナダのメラニー・マクイッド、スイスのレナータ・ブシェなどが注目の的でした。

そして忘れてはいけない選手が一人。2004年の女子ワールドチャンピオンでもあり昨年のエクステラ・ジャパンの覇者でもあるアメリカ・カリフォルニアからのジェイミー・ウィットモア。今年の初めに癌の腫瘍が見つかり、2度の摘出手術を受け、現在キモセラピーなどの治療を行いまさに闘病中です。そんな彼女がレースには出られないけれども、点滴を打ちながら会場で見せてくれた姿に、逆に皆勇気をもらいました。仲間のアスリートたちが彼女の治療費をサポートできるようにといろいろな形で寄付が行われ、彼女のためにも全力で走ろうという雰囲気に包まれました。そんな彼女を支えることが少しでもできればと思います。彼女のブログはこちら。

さて、当日のレースの模様は、近々イベントレポートにアップします。ご興味のある方は是非覗いて見てください!!


2008年10月29日公開