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2009/06/02 19:04 

アローハ!!スポナビハワイのユニタです。5月21日から24日までの4日間、ハワイ大学のホーム・コート「レス・ムラカミ・スタジアム」で熱い戦いが繰り広げられました。毎年この時期、アメリカは大学野球に熱が入ります。5月の中旬より各カンファレスのトーナメント、5月末には地区トーナメント、そして6月にはカレッジ・ワールド・シリーズと、強豪大学がしのぎを削り、ワールド・チャンピオンを目指します。そして、今年はハワイ大の属するカンファレンス・トーナメントをハワイで開催され、スタジアムは多くの人でにぎわいました。
   
ハワイ大学は、WAC Western Athletic Conference(ウェスタン・アスレチック・カンファレス)と言うカンファレンスに属し、WACトーナメントを一位突破すれば、地区トーナメント、ワールド・シリーズへと駒を進めることができます。今年のチームは、チームのホームラン数記録を更新し、また4月には全米20位にランクインするなど、前評判も高く、地元開催で更に期待が高まりました。
   
このWACには、ハワイ大レインボーズ(以下ハワイ)の他に、前回チャンピオンであり3連覇中のフレズノ・ステート大ブルドッグス(以下フレズノ)、サン・ノゼ・ステート大スパルタンズ(以下サン・ノゼ)、ニュー・メキシコ・ステート大オギーズ(以下ニュー・メキシコ)、ルイジアナ工科大ブルドッグズ(以下ルイジアナ)、ネバダ大ウルフ・パック(以下ネバダ)と6大学が所属しています。
   
大会は、WBCでお馴染みになったアメリカ特有のダブル・エリミネーション方式のトーナメントで行われます。ダブル・エリミネーション・トーナメントとは、甲子園野球などのトーナメントと異なり、各チーム1試合を落としても、もう一度チャンスが与えられるというルールです。なので、全てのチームが最低2試合は行えることになります。
   
初日の21日は、ハワイはルイジアナと対戦しました。月間優秀選手にも選ばれたクラマーが好投し、リリーフのスパングラーが素晴らしい継投を見せるも、3対2で迎えた9回裏に、サヨナラ・ホームランを打たれハワイは大事な初戦を落としました。残る2試合は、優勝候補のサン・ノゼ・ステートがネバダを5対3、ニュー・メキシコがフレズノを7対4と破り、ハワイは同じく第1ラウンドを落としたネバダとの一戦に望みをかけます。
   
さて、ハワイにとって運命の第2ラウンドとなったネバダ戦、平日のデイゲームにも関わらず、多くのファンがスタジアムに詰め掛けました。負ければ敗退が決定する両チームは、息の詰まるようなゲーム展開を演じます。ゲームは今トーナメント初の延長戦へ突入し、ハワイは10回裏にナンバー1スラッガーのカトリカラがサヨナラ犠牲フライをあげ、なんとか準決勝ラウンドに駒を進めることができました。
   
この日のゲームは、初戦を落としたフレズノ・が優勝候補のサン・ノゼを6対3で破り、ニュー・メキシコがルイジアナを接戦の末6対5で破り2連勝しました。この時点で、第1ラウンドと第2ラウンドを2連敗で落としたネバダは、大会を去りました。
   
大会3日目となった23日の第1試合、前日まさかの敗戦を喫した優勝候補のサン・ノゼがルイジアナを14対3のコールドゲームで破り、圧倒的な強さを見せつけ、この日2試合目となるニュー・メキシコとの準決勝ラウンドへ駒を進めます。一方ハワイは、3連覇中のフレズノに6回裏まで2対2と接戦を繰り広げるものの中継ぎ陣が総崩れし、終わってみれば3対10で敗戦。残念ながら地元のファンの前で大会を去りました。
   
さて、準決勝ラウンドの2試合目は、この日ダブルヘッダーとなるサン・ノゼを、2連勝と波にのるニュー・メキシコが接戦の末10対9で破り、参加チームの中で唯一3連勝で決勝ラウンドに進みました。
   
ハワイとサン・ノゼ、そしてルイジアナが姿を消し、大会最終日の決勝ラウンドはフレズノ対ニュー・メキシコの対戦となりました。最終日の決勝ラウンドは、ここまで全勝のニュー・メキシコが勝利すれば、その時点で優勝が決定。もし、フレズノが勝てば、ニュー・メキシコは1敗目となるため、もう一度チャンスが与えられ、ダブルヘッダーの2試合目の勝者がチャンピオンになります。
   
決勝ラウンドは、全勝で波に乗っているニュー・メキシコが、ゲーム中盤にフレズノのミスに漬け込み、7対4とフレズノを突き放します。ニュー・メキシコの全勝優勝かと思われた8回、ドラマが待っていました。まずフレズノが8回表に3点を返し7対7と追いつき、9回表には全米で注目されている4番リベラが勝ち越しの2ランホームランを放ち逆転に成功。見事9対7で勝利を収めました。ここでニュー・メキシコは大会1敗目を喫したため、決勝ラウンドは第2試合に移りました。
   
第2試合は5回を終わって1対1と白熱した投手戦を繰り広げました。6回裏にフレズノが2点を追加すると、すぐさま7回表にニュー・メキシコが追いつき、試合は8回裏を向かえます。フレズノはランナーを一人置き、第1試合で決勝ホームランを放ったリベラが打席に入ります。そして放った打球はセンターのフェンスを越えまたまた2ランホームラン。これが決勝ホームランとなり、5対3でフレズノが勝利。2006年からの大会4連覇を達成し、2009WACチャンピオンに輝きました。
   
地元開催で期待も大きかったハワイは、残念ながらまたもやトーナメント制覇を逃し、NCAAトーナメントへ出場することができませんでしたが、主力選手の多くが来年もチームに残り、来年こそは悲願のチャンピオンを狙います。

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